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 ■《血虚の精神構造》

 少し専門的な話です。よく講習会などでこんな例えを使います。
横浜駅にはふたつの大きなデパートがあります。西の高島屋と東のそごうです。高島屋には今年流行のセーターが2万で売っています。そごうなら昨年の流行のセーターが半値の1万です。あなたならどちらのセーターを選びますか?
● 脾気虚の人は、その特徴が決断力のなさにあらわれます。優柔不断といっても良いでしょう。高島屋でセーターを取りながら買うかどうか決めかね、今度はそごうに行き、同じように迷います。左に行けば右が気になり、右に行けば左が気になります。お金があれば両方を買い、なければどちらも買わないで家路につきます。
● 肝気鬱の人の特徴は、その勝手な思い込みにあります。高島屋でセーターを手に取り、これは良いと決めてかかります。細かい分析など飛んでいます。家に帰り、冷静さを取り戻すと、失敗した嘆くのがオチです。翌日返品に行くかも知れません。
● 腎虚の人はどうでしょう。過去の経験則に拘る壁があります。頑固といわれる所以です。私は高島屋でしか物を買わないと言いだし、何故なら昔は…と始まります。臨機応変に欠けます。
● 血虚の人も面白い反応をします。まずは高島屋へ行き、買うかどうか思案します。ここまでは脾気虚の人と同じです。脾気虚の人はその後にそごうに回りますが、血虚の人は、買うべきか否か、あるいはそごうに行きべきか否かをその場で考えます。決して行動しません。ずっとその場で悩むだけです。車に例えると、前に進まずエンジンをふかしているだけです。行動しないと結論がでない場面にあたり、思考のみを優先させるきらいがあります。不安感が強く、とくに睡眠前などのひとり思考をしやすい場面で、この不安が顕著になります。結論の出ないことをあれこれ考えるという特徴もあります。「結論のあることを考えるのが学者、結論の出ないことを考えるのが哲学者、結論をかんがえてはいけないことを考えるのが宗教家」私の好きな言葉です。その意味では血虚の人は大いなる哲学者といえるでしょう。

 ■知って得する体質&つぼ 『 基礎理論 』

疲労タイプ(気虚)―――――――――――――――――――――――――
 気が足りなくなることによって起こる諸症状です。
気は、生まれながらにもつ元気、呼吸より取り入れる清気、食物より取り入れる穀気などから作られます。
ちなみこの元気という言葉は江戸時代に医学用語から一般用語に転じます。
それが現在、我々が使う「さぁ、元気を出して」というふうな使い方に繋がります。
 気が足りなくなると、まず何をするのも『おっくう』になります。しゃっきとできません。胸を張った姿勢も続きません。決断力、行動力にも影響が出ます。デパートに靴を買いに行き、Aにするか?Bにするか?何時間も決まりません。
 気の不足は、それぞれ元気、清気、穀気と関連の深い腎、肺、脾胃の機能低下から起こることもありますが、運動不足などから展開するケースもあります。体を鍛える・動かす絶対量などが不足すると、気が滞り、長い目で見ると上記臓腑の機能低下から気の不足が形成されます。現代に多いケースです。
◆〔現れやすい症状〕疲れやすい、だるい、動きたくない、動くと息切れ、汗が止まらない、風邪をひきやすい、風邪が治りにくい、声が小さい、夏バテをする、便がゆるい、食が細い、食後眠い、生あくび、筋力がない、運動するとすぐに筋肉痛。
◆〔かかりやすい病気〕疲労症候群、感冒、慢性腰痛、胃腸障害、慢性の下痢、習慣性流産、不正出血、生理がダラダラ続くなど
◆(気をつけること)激しい運動、過労、過度なダイエット、無理な計画、食べ過ぎ。 。
◆(気虚に良い食品)とうもろこし、かぼちゃ、やまいも、なつめ、いわし、イモ、牛肉。
【BESTなツボ】中かん、気海 。深呼吸を深く吐くことも有効です。

不安症タイプ(血虚)―――――――――――――――――――――――――
 体の実体的栄養素である血が不足したことで起こる症候群です。よく寝不足や心労から起こります。パソコンなどで眼を使いすぎても血虚を形成します。
 一度血虚が形成されると、治るまでに時間がかかります。また逆に血虚になると、途中覚醒、つまりちょっとしたことで起きてしまいます。すると血虚が益々強固になります。悪循環ですね。
 このタイプの人は精神的には、不安感が強くなります。ネガティブな思考に陥りやすくもなります。時間に遅れたらどうしょう?戸締まりをしたかしら?今の一言、言い過ぎたかしら?……。僕の友人のT子さんは、新幹線に乗るために、「遅れたどうしょう?途中何かあったらどうしょう?」と思い、必ず1時間前には駅に着くそうです。恐い夢も良く見ます。
◆ 〔現れやすい症状〕しびれ、めまい、立ちくらみ、動悸、寝つきが悪い、夢が多い、顔色に血色がない、唇の色が薄い、爪の色薄い、爪がもろい、眼がかすむ、視力が落ちる、髪が抜ける、肌がカサつく、便が出にくい、生理遅れる。
◆〔かかりやすい病気〕貧血、眼病、不眠症、皮膚病、神経痛(知覚麻痺)、不妊症、 頭昏、健忘、神経症など。
◆(避けたほうが良いこと)睡眠不足、心労、過度なダイエット、長風呂。
◆(血虚に良い食べ物)ニンジン、ほうれん草、キャベツ、黒豆、枸杞の実、黒ゴマ、ひじき。
【BESTなツボ】三陰交、公孫。手足のイメトレなども有効です。深く深呼吸をしながら手のひら、足の裏が温かくなるイメージをします。

冷え性タイプ(陽虚ー寒邪)―――――――――――――――――――――――
 気には陽気といって体を温める働きを持つものもあります。この働きが低下した状態を陽虚といいます。陽虚は気虚の寒冷現象版と考えてよいでしょう。
 また寒邪は、外の冷えの影響が体にきた状態です。昨今はエアコンなどの普及により、夏でも寒邪の影響を受けます。当院の患者さんにもおられますが、5月を過ぎてもコタツが離せないという人もこのタイプといってもよいでしょう。また別の患者さんは、大手スーパの生鮮売場で働いています。非常に管理の徹底したお店だそうで、お魚の鮮度を保つため、いつも冷え冷えしています。管理の徹底、この場合衛生面を考慮した温度管理ですが、魚のためであって、人の体に配慮していないのですね。
◆〔現れやすい症状〕肩こり、腰痛、手足が冷たい、激しい痛み、痛みは冷えると悪化する、腰お尻が寒い、体が温まらない、顔が青白い、お小水の回数が多い、小水が透明、足腰がだるい。冷えると諸症状が悪化する。
◆〔かかりやすい病気〕神経痛(疼痛)、膀胱炎、末梢循環障害(しもやけなど)、不眠症、痔、ぎっくり腰、肩こり、頭痛、不妊症(無排卵)、生理痛、腹痛。
◆(避けたほうが良いこと)冷やす食品の過度な摂取、薄着、朝シャン。
◆(陽虚に良い食べ物)ニラ、ショウガ、ネギ、ピーマン、にんにく、栗、くるみ。
【BESTなツボ】神闕(しんけつ)、関元(かんげん)。

ほてりタイプ(陰虚)―――――――――――――――――――――――――
 陰虚とは、単純化していえば、体の水分の保湿能力が低下した状態と考えてください。主症状はほてりと排泄物の少なさです。ほてりは更年期時に見られるようなホットフラッシュや睡眠時の手のひらや足の裏のあつさです。排泄物が少ないとは、例えば尿量が少なく濃い、汗が少ない、便がコロコロ便などです。
このような状態の時は、とかく思考の集中が足りません。頭の中に次々と色々浮かんでくることがあります。それをそのまま口に出したら、機関銃のように言葉を発することになります。よく転んだり、人にぶっかったりもします。丁寧な日常生活が肝要ではないでしょうか?
◆〔現れやすい症状〕暑がり、汗っかき、寝汗、冷たい物を好む、赤ら顔、便秘がち、お小水が濃い、せっかち、早口、早喰いなど。夏が嫌い、クーラ大好き、などの特徴も。
◆〔かかりやすい病気〕不眠症、頭痛、慢性便秘、糖尿病、高脂血症、肥満、自律神経失調症。ほか炎症性疾患。 ◆(避けたほうが良いこと)辛い物や酒の過度な摂取、熱い風呂。
◆(血虚に良い食べ物)ナス、トマト、れんこん、キュウリ、冬瓜、スイカ、緑豆、菊花。
【BESTなツボ】復溜、関元。 熱状が強い時は曲池。

水分過剰タイプ(痰湿の邪)―――――――――――――――――――
 体の水はけが悪い人です。消化能力の低い人などは、総じて水分の代謝力力も下がります(脾虚湿盛)。まだ直接に尿量が少ない人、運動不足で体内循環が悪い人も水分代謝が悪くなりやすいから気をつけましょう。また、湿気の多い場所での生活なども、呼吸を通して水分を吸収することになります。  とくに梅雨時期などは注意が肝要です。また、大量の雨が降った翌日に晴れた場合などは、水蒸気が下から上に向かうため、急性の水分過剰状態になります。体がおもだるくなったり、眩暈を起こしたりします。
◆〔現れやすい症状〕背中に板が張り付くようだ、腰や肩に鉛を乗せているようだ、眩暈、食後胃が重い、体がおもだるい、むくみやすい、お小水が少ない、よく寝る、下痢や軟便、足が重いなど、お腹がプチャプチャ鳴る、雨の日に体のどこかが重い。
◆〔かかりやすい病気〕高脂血症、肥満、子宮筋腫、頭重、肩痛、ガングリオン、胃腸障害、ムチウチ後遺症、神経痛後遺症、帯状疱疹後遺症、慢性腰痛。
◆(避けたほうが良いこと)カラスの行水、水分の過度な摂取、体を冷やすこと。
◆(血虚に良い食べ物)アズキ、カボチャ、昆布、もずく、ワカメ、はとむぎ、しじみ。
【BESTなツボ】足三里、陰陵泉 半身浴でゆっくりと発汗(ジワジワ発汗)も効果的です。

イライラ緊張タイプ(肝気鬱−気滞)――――――――――――――――
 ストレス社会の昨今、急増しているのがこのイライラ緊張タイプです。追い込まれた感じの生活や睡眠不足で頭のキャパシティーが一杯一杯になっている状態です。とかくゆとりというものがありません。気持ちの良い感覚を忘れたしまったのでしょうか?眉間にしわを寄せている方も少なくありません。1日10分でよいですから自然なものに触れましょう、あるいは自然なものを見ましょう。この場合の自然とは、人工物でないものという定義です。
◆〔現れやすい症状〕イライラしやすい、緊張しやすい、よく怒鳴る、憂鬱、クヨクヨ、猜疑心が強い、ため息、オナラが多い、肩が脹る、咽がつまる感じがある、頚が脹る、背中が脹る、腰が張る、胃が脹る、胸が脹る、ストレスを感じやすい。
◆ 〔かかりやすい病気〕神経性胃炎、胃潰瘍、肩痛、頭痛、月経前緊張症、俗にいうヒステリー、更年期障害の増悪、不眠、マタニティブルー、五月病、生理不順など。
◆(避けたほうが良いこと)自己抑制、運動不足、余裕のない計画、ストレスの多い環境。
◆(血虚に良い食べ物)春菊、大根、ミカンの皮、薄荷、紫蘇、三つ葉、クレソン。
【BESTなツボ】ダン中、内関。リラックスできる自分だけの時間を持つなどの工夫、深めの深呼吸などが効果的です。

血の滞りタイプ(血オ)―――――――――――――――――――――――
血流が悪い、血液の粘稠度が高い、出血傾向があるなどの人が血オタイプと見て良いでしょう。ただしこれは体質の話であって、急性炎症や打撲などで急性の血オを起こすこともあります。体質では舌の色が紫色に変化してくる方もおられます。便は総じて黒っぽくなり、皮膚は鮫肌のようになってきます。とくに舌を出したとき、斜めに出る方は注意してくださいませ。
◆〔現れやすい症状〕腰痛、神経痛、関節痛、手足が冷える、黒い便、肩こり顔色が浅黒い、しみ、そばかす、生理痛が強い、かつ血の塊が出る、眼の下のクマ、
◆〔かかりやすい病気〕肩こり、ぎっくり腰、生理痛、子宮筋腫、子宮内膜症、動脈硬化、静脈瘤、狭心症、脳卒中、不整脈、痔、五十肩など。
◆(避けたほうが良いこと)運動不足、カラスの行水、薄着、過度の喫煙。
◆ (血虚に良い食べ物)イワシ、さんま、トマト、にんにく、らっきょ、酢、紅花、少量の酒。
【BESTなツボ】血海、太衝。

 ■『 燥邪(そうじゃ)

 遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます。
今年は皆様がご健康で楽しく過ごされることを切に望みます。
HPページの作成に取りかかり、3ヶ月近くお休みさせて頂きました。申しわけありません。
その間にすっかり乾燥の時期に入りました。本日は燥邪(そうじゃ)の話しをします。
 燥邪は文字通り乾燥が原因で体にひずみを起こすことです。
空咳、皮膚乾燥などが主症状です。また元より乾燥体質の人は燥邪に容易に感受して
しまいます。この乾燥体質は血虚の人に良く見られます。
先日もコンタクトレンズを1週間以上装着(寝たときも付けている)した女性で、翌月の
月経量が著しく減少した例がありました。案の定、その後に痒みを伴う湿疹を出しました。
これは目(脳とともに一番体にある血を消耗するのが目です)の血を使いすぎたため、
全身の血が不足して子宮までまわらなくなり、月経量が不足した例です。
血は皮膚をも潤しますから、血の不足は皮膚乾燥を起こします。
そこに時期柄の燥邪が入り込み、さらに乾燥と痒みを引き起こしものです。
体は全部有機的に繋がっているのですね。


 ■ 『 近頃、湿邪大いに盛んなり

湿気の影響を強く受けた状態、あるいは体内の水分代謝の悪い状態を、中医学では
「湿邪に犯された」状態にあるといいます。
この数週間の天候は、まさに湿邪に犯されやすい状態にあるといえるでしょう。
それにしてもよく降るなぁ???
◯湿邪は3つの特徴を有します。
 1,沈重感
  体全体あるいは手足などの一部がいつもより重く感じます。
  患者さんの表現を借 りると、「重だるい」 「背中に何かがへばりつく」
   「足が持ち上げにくい」などといったところでしょう。
 2.じっとりした汗
  毛穴からにじみ出るような汗をかきます。あまり気持の良い汗ではありません。
  「べっとりした汗」 と表現をなさる方も多くいます。
 3.関節疾患が出る
  湿邪は余剰な水分です。湿邪を代謝するのは気の推動の働きです。
  しかし水分は重 いため、大量にあると容易に代謝できません。とくに関節部は曲がりが
  あるため溜まりやすいのです。ちょうど下水管に溜まるゴミが、直線的な箇所より、
  曲がった所に溜まりやすいのに似ています。そこで、気が足りない人や湿邪が大量に
  溜まっている人は関節を常に動かすことが肝要です。
日本では古来より湿邪の影響を受けないよう工夫を凝らしてきました。木造建 築、
紙(襖や障子)の使用、油を使わない調理法などは、すべて湿邪対策なのです。
現代は先人の残した知恵を粗末にする傾向があります。いかがなものでしょうか


 ■ 『 気の作用 』

昨日、遅蒔きながら『梅雨明け宣言』が出ました。でも、本当に梅雨はあったのでしょうか?
気温が上昇すると汗が出ます。体温の上昇を防ぐために発汗で熱を放出します。
この働きにより一定の体温が保たれるわけです。このような仕組みも気の働きと考えます。
特別に衛気(えき)と読んでいます。いわば体表面にあるバリアー機能と見てよいでしょう。
この機能が弱いと感冒、皮膚病を起こします。
咽の痛み、頭痛、体温上昇、全身の倦怠感から始まります。ときに赤いポツポツも出ます。
時には帯状疱疹のような症状を出すことも・・・。
日頃は合谷(ごうこく:親指と人差し指の間の水かきの中央)を良く揉んでおいて下さい。
合谷には衛気を活性化させる働きがあります。毎夜、我が家の猫2匹の合谷を揉んでいます。
お陰様で日中40度近くになるマンションの中で、バテもせず、格闘を繰り返しています(笑)。


 ■『 気(推動作用) 』

前回は天人合一説について考えました。今回は気について考えます。
わかるようでわからないのが,この気でであると思うのですがいかがですか?
日本では、霊気が宿る、殺気を感じるなどといって、日常の生活に気という言葉が染み込んで
います。学生時代『こら、気合い入れて勉強せんか?』と言われたことも、これに拍車をかけて
いるかも知れません(笑)。
一般に気のことを『見えないが存在するエネルギー』と訳します。
我々が言う気はちょっと違います。
気の作用
 気の作用のひとつに推動(すいどう)の働きがあります。
 これは読んで字の如く 押し、動かす作用と考えて下さい。
 体内の血、津液(正常な水分)は、自身の力では動くことができません。それを動かしている
 のが気なのです。いわば体内循環系の元締めみたいなものです。
 そこで体内の気が減ると、血津液の循環は滞ります。血が滞ると顔色が黒ずんできますし、
 津液が滞ると浮腫みます。
 また筋肉を動かすのも気の働きです。動作が緩慢になり、足を上げたつもりが上がらず、
 よく躓いたりします。
 頭を働かせるというのも気の役目と考えてよいでしょう。集中力に欠け、ぼっとするようだと
 気が足りなくなったと考えて下さい。
気が一番豊富な午前中〜昼間にこの現象が恒常化するようだと、
鬱病を疑わなければなりません。十分に気を高めるような治療をするわけです。
要は気が足りないと、気合い入れたくとも、入らないのです。努力、根性、忍耐も、
十分な気がないと出来ないということでしょう(笑)


 ■『 天人合一説 』

 今回から鍼灸治療の基礎となる考え方を紹介してゆきます。
初回は天人合一説 (てんじんごういつせつ)です。
これは簡単に言うと天(宇宙、世界)と人は同じ構造によって成り立つという考え方です。
いうならば人の体を宇宙に対して小宇宙と捉える立場です。
例を挙げましょう。1年の周期は365日ですね。全身のツボも約365穴もあります。
この365穴は特別なものを除くと12のグループに類型化されます。
例えば 松尾芭蕉が『奥の細道』で記した足三里(あしさんり)は胃のグループに属し、女性 の
疾患で良く用いる三陰交(さんいんこう)は脾のグループに属します。
このようなグループを経絡(けいらく)と言います。
12に類型化するところなど、12ヶ月をもって1年とするのに似ていませんか?
またツボの名前は天地をよく表します。
承山(しょうざん)、丘墟(きゅうきょ)、商丘(しょうきゅう)、陽陵泉(ようりょうせん)などは、
よくよく見ると 山・丘・ 陵などの文字が見られます。これは体の凸部にあるツボです。
逆に曲池(きょくち)、肩井(けんせい)、合谷(ごうこく)の池・井・池は凹面を表します。
つまり自然界の地形を形取ってツボの名前が付けられているわけです。
また自然界と同じ現象も、小宇宙である人体にも起こります。風(かぜ)が強い日は空気が
舞ったり、木が揺れたりしますね。
そこで人体で起こる目眩などは、体内で風が起こったのだと考えるわけです。
これは風により自然界で起こる現象(木が揺れるなど)と体が揺れる(目眩)という現象が
同源による考えているからです。
自然界の水は川、雨、水蒸気など名前を変えながら循環します。
それでは体内の水分の循環はどう考えればよいのでしょうか?考えてみて下さい。
中国では天子(為政者)が悪行をすると天変地異が起こるとされています。
推論ですが、天地が乱れるということは、小宇宙である人、とくにトップに立つ人の心が
乱れるというふうに捉えているのではないでしょうか。
このような思想がない某国の大統領は、本当に幸せですね。
敵はマイケル・ム−アだけですから?

 
中医学に基づいた鍼灸治療のさくら堂治療院