漢方研究の3さんきじゅく
漢方・鍼灸 中医学勉強会/横浜/大和


04/13/2017更新

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 ■第15回 中医オープン講座■に参加して

 ■西岡由記先生のご講演の感想 三旗塾ネット会員 辻本弘■

今日は、三旗塾中医オープン講座。大変残念ながら、緊急事態が出来して午前中で退出する。

1番目の講義は西岡由紀先生の「難経」。これが大変おもしろく、慌てて先生の『図説難経』を買い求め、電車の中で読みだすと「おー!」の連続で、私にしては珍しく何駅も乗り過ごしてしまう。

東洋医学に身を置くものとして『素問』『霊枢』『難経』ぐらいは読んでおかねば、と思うのだが、手に取る本がどれも「あー…」で(「おー」ではない)、困っていた。

私は今のところ『難経』に述べられる治療技術をダイレクトに使って治療を行う、という立場にない。『難経』に述べられる脈疹を、自在にこなせるようになりたいと希望するものではない。 しかし難経に現れた治療哲学には大変興味がある。なぜなら、古典をベースに治療を行うものにとって、自分の臨床局面で求められる判断は、その根拠をこの哲学に置かねばならないのではないかと考えるからである。

鍼灸に限らず、例えば大工仕事とかであっても、ある技術を後進が再現する際に最も難しいのは、その手順や使われる技術の実行ではなく (それも難しいけど) 現在直面している事態に対して、自分が身につけている知識・技術のどれを採用するべきか、を判断する能力を身につけることである。

なぜ難しいかは明確で、それは技術の背後にある哲学を身につけているか否かによるからである。哲学は文化でもあるから、その文化社会の中に身を置く人間には、かなりまで自然に身についている。わざわざ学習して身につける必要はないものである。

しかしながら、我々が利用する医療技術は、はるか古代に成立したものである。治療理論は、その治療哲学をベースに組みあがっている。したがって基礎を越える応用の範囲に入ると、その治療哲学を駆使して判断を組み上げなければならない。 もしその治療哲学が、古典世界の哲学ではなく、例えば、現代西洋医学の哲学によるものであったとしたらどうなのだろうか。理論が期待する哲学とは違う体系の判断が加わることは、理にかなうのだろうか。といった「うーん」が頭を占めていた。

私、ぐうたらであるし、そんなに知性もないので、古典学習から始めてそれらの書物を読むのは荷が重い。なのでいい個人解説本があったらいいのになー、と思っていた。

いや個人解説本は偏向している、という立場もあるが、私は『万葉集』の研究者になりたいわけではないので、折口信夫と斎藤茂吉では同じ作でも解釈が全く違う、でいいのだ。両方読むだけのことである。そこで西岡由紀先生の『図説難経』である。楽しみである。

三旗塾のみなさま、ありがとうございます。こんな機会を作ってくださって。

■伊藤弘隆先生のご講演の感想 三旗塾第2クラス金本貴行■

伊藤弘隆先生はご自身の臨床の中で、患者の心的外傷(トラウマ)と現在抱えている主訴との関連性について着目し、関連性が認められるケースにおいては主訴への治療のみならずトラウマに対するアプローチも実践されていらっしゃる。その結果、線維性筋痛症を中心に種々の難治性疾患に対して良好な治療成績を挙げられている。

さて、トラウマと主訴との関連性に着目すると一言で表したが、実は極めて難しい作業ではないだろうか。 鍼灸やマッサージは患者と施術者が同じ時間、空間を長時間共有しコミュニケーションを取り合うという点で通常の医療と比べ、患者と施術者との距離感が近いという特徴がある。 そのなかで患者と施術者は治療以外の会話を交わすことも珍しくなく、時に患者自身が経験してきた過去のつらい体験などを吐露することもあるだろう。

しかし、実際はトラウマについて患者が自ら話をするケースのほうが珍しく、むしろトラウマを引き出されることに拒絶反応を示す患者のほうが多いと思う。
加えて、そのようなトラウマが現在の主訴と大きく結びついているケースもあるということは患者自身認識し難い。 トラウマを引き出すという極めて困難な作業に加え、それが現在の患者の主訴に関係していることを患者自身に理解してもらうことは至難の業である。その過程で独自の予診票を作成して活用するなどできる限り患者の負担を少なくするための工夫に、患者の心身の苦痛を少しでも緩和したいという伊藤弘隆先生の情熱を肌で感じ、臨床家として追及すべき姿を改めて考えさせられた。

 


 ■第15回 中医オープン講座開催


■日時:2017年3月19日(日)■
10:30開始

【午前の部】11時10分〜12時40分
 
 講師 西岡 由記 先生
 演題 
『傷寒論から解く難経・脈診』

       (※20分休憩)

【午後の部】 13時〜14時30分
 
 講師 伊藤 弘隆 

 演題 
身体が及ぼす脳への影響とトラウマ治療』
     
『精神が起こす様々な症状と言葉の治療』

○会場:ホテルプリンセスガーデン
 (JR・東急目黒線 目黒駅西口徒歩5分)
 http://www.princess-garden.co.jp/

◆参加費:5000円
◆定員 75人

【交流会】 15時〜17時 4000円(別途)


○申込み・問い合わせ
さくら堂治療院 TEL/FAX 046−260−0638
E-mail sankijyuku2002@gmail.com

 

詳細はこちら↑

※先日配布したポスターにおいて西岡先生のお名前に誤りがございました。
  正しくは「西岡由記」先生です。誠に申し訳ございませんでした。



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